1997年群馬生まれ。
高校までは、生徒会入ったり、部活も真面目に活動してたし、学校の成績もそこそこ。
学校行事は率先してやるタイプ。
そう、クラスに1人はいそうな普通に真面目な良い子だった。
大学受験に失敗するまでは…
高校3年の夏。第一志望にしていた大学のA判定が出た。
正直、「受かったわ。」という余裕と満足感しかなかった。今思えば、この時すでに運命は決まっていたのかもしれない。
担任には「目標を上げろ!」と言われ、新たな第一志望合格に向けて勉強し続けた。
だけど、心のどこかにある「A判定だし、どうせ行きたい大学には行ける。」という慢心。本気で勉強なんてできなかった。
そんな状態で半年の時間が過ぎた。
2月。
試験当日、今日でやっと受験生が終わる。その思いで会場に向かう。
試験は筆記試験のみ。手応えは感じていた。その日の帰り道は、まるで浜辺を歩いているかのような開放感に満ち溢れていた。
結果発表当日。友人の前でスマホを片手に持ち、今にも溢れそうな笑みを必死に抑える。
「今日で終わる!」その気持ちで確認ボタンを押す…『不合格』3文字の言葉がスマホに映し出されている。オワッタ。
それから数日後、「Fラン文系大学生」の烙印を押された。
大学2年、大学生活も折り返そうとしていた。入学当初は、「編入試験受けて、こんな大学すぐにやめてやる!」と息巻いていたものの、周りに流され、今では、「今日は何打とうかな?いくら勝てるかな?」と授業もろくに受けずにパチンコ屋に足を運ぶ毎日。
毎日のやることと言えば、バイトかサークルかパチンコ。大学に行っても、授業は出席だけ。
特に将来やりたいこともなく、色味の無い日々。
気付けば、高校までの私からは想像もできない誰からも尊敬されない人間になっていた。
そんな私にも変化の時が訪れる。
大学3年の春。親友が留学から帰ってきた。
久しぶりに、彼に会った私は驚きを隠せなかった。親友の話している内容が全く理解できなかったのだ。
彼は帰国後すぐにインターンを始めたらしく、今まで聞いたことも無いようなカタカナ語を話していたのだ。私の頭上を「?」が飛び交っている。
そんな私にも1つだけ分かることがあった。「10年後、そこに彼と同じ目線で話をしている私はいない」
親友との距離を感じ、焦り・不安・後悔…いろんな感情に襲われた。「変わらなきゃ」私の中に1つの感情が生まれた。
それからというもの、私の行動力のエンジンは、あの時感じた「変わらなきゃ」というガソリンで動いていた。
大学3年になったということもあり、就活セミナーや就活イベント、1Dayインターンがあると言われれば二つ返事で参加した。
バイトとの両立のため、朝家を出て、24時過ぎに帰宅するのは当たり前。ソファーに横になり気絶するように寝る。それでも毎日楽しかった。
宅建士の資格も取り、不動産系の会社に内定も貰った。気付けば、友人の就活対策をするほどになっていた。
就活セミナーやイベントで得た知識を元に面接対策や履歴書の添削をするのだが、友人には毎回、決まり文句のように
「仕事の先に夢を見つけろ」と鼻の穴を膨らませながら言うのだ。
大学3年の冬 内定先も決まり、これから何をしようかと悩んでいたら、縁あってハウスメーカーのインターンを作る活動や地方創生のイベントにも参加するようになった。
そんな色々な活動をしているうちに不動産業界に進もうとしていることに違和感を感じるようになった。
私の将来を想像してみると、不動産業界に就職し、30歳前後で独立。そして、そこそこ金持ちになる。
これは本当に私が歩みたい人生なのか…。面白そうと感じているのか…。想像の中の私の人生は楽しそうではなかった。
「せっかく一度きりの人生。楽しい方が良いに決まってる。」私は一から就活をやり直すことを決意した。
就活をやり直し始めて、私の面白そうと感じることは何なのか?どんなことをしたら楽しい人生になるのか?を改めて考えた。
「変わらなきゃ」と思ったあの日からの1年。就活だけでなく色んなことをしてきた。そのどれもが本気で楽しかった。
その本気で楽しかったことの共通点が1つあった。それは、人が出会う手伝いをすることだった。
自分の行きたい企業を探す友人。より質の良い学生と出会いたい人事。地方移住者と出会いたい自治体。
それぞれ立場は違えど、人が出会う手伝いをして、それが本気で楽しかった。
そんな私自身の想いに気づいた頃、偶然友人が受けていた会社があった。
想いをカタチにする会社。その会社のビジョンや想いを読んだ時、私の想いと同じだと思った。
「ここで働きたい。」私は絶対にこの企業で働くことを決意し、選考を受けることにした。
エンターキーを押し、私はパソコンを閉じた。
「書き終わったし、一服しに行くかな〜。」
タバコを片手に階段を降りる。タバコに火をつけ、フ〜と一息。
「これからどんな企業の想いをカタチにできるかな♪」
パチンコばかりやっていた自分に成長のチャンスをくれたのは、群馬で仕事を楽しそうにする大人たちでした。
そんな大人たちみたいに、いや、それ以上にこれから関わっていく下の世代に
「カッコいい」「あんな大人になりたい」
と思われる大人になりたいです!
クソ長い文を最後まで読んでいただきありがとうございます!
成長し 必ず群馬に 帰るべと
挑戦の日々 沸騰前夜