1997年5月2日生まれ。あのベッカムと同じ誕生日。生まれながらにサッカー漬けの日々が確定しました。
見るテレビ番組は、やべっち、スパサカ、マンデーフットボール、FOOT×BRAINなどなど。今と違ってYouTubeにコンテンツがありふれている時代ではなかったので、サッカーが放送されるテレビ番組があれば楽しみで仕方がありませんでした。
いわゆるサッカー小僧という感じだったかと思いますが、中学で出会った先生の、「日常生活がプレーにそのまま現れる」「サッカー選手である前に人としてどうか」「成長のためにどれだけ自分を律することができるか」という言葉が、サッカーしか頭になかった自分を大きく変えることになります。先生は選手としても実績のある方だったので、ピッチ内の部分で教えていただくことももちろんですが、授業を受ける態度、先生方への挨拶、試合会場での荷物の揃い具合など、ピッチ外の部分での指導もたくさんいただきました。そんな先生の指導の元、チームは県大会優勝、個人としても県の代表選手になれたりと、サッカーだけを頑張っていたら辿り着けなかったであろう景色を見させていただけたので、「サッカー選手である前に人としてどうか」という観点で、熱心に僕達を指導してくれた先生には感謝しかありません。この体験を自分も与えられる側になりたいと強く思うようになります。
高校は、自分が中学3年時に全国優勝した高校に特待生として入学することが決まりました。小さい頃から年末になると高校サッカー選手権、最後のロッカールームを録画しては何度も見返してた人間なので、やっと自分もこの舞台に向けて挑戦することができるんだと胸を躍らせていましたが、高校サッカー生活は中学時代とは真逆でわかりやすい結果は出せず。自分自身試合に出たり出なかったりという微妙な立ち位置だったので、「あいつを取ったのは間違いだった」と高校の先生に思われているんじゃないかなど、勝手に色々なプレッシャーを感じて毎日がしんどい3年間でした。この3年間の悔しさがその後の自分の原動力になっています。また中学時代のうまくいった3年間、高校時代の苦しんだ3年間。この両方の味を知っているからこそ気付けることも増えたのでそこに関してはプラスに捉えています。
サッカー推薦の話をいただけてたこともあり、大学でサッカーを続けることも考えましたが、サッカーのためだけに高い学費を払って大学に行くなら、社会人チームで強いチームに入ればいいやという理由で、本格的なサッカーは高校生で引退することに。サッカーを辞めたら自分は何をするか?と少しだけ考えてみましたが、「持ち前の体力を活かして人の役に立てる仕事」という、スポーツ経験者なら誰でも思いつきそうな単純な理由で消防士を目指すことに。人生で初めてしっかりと勉強をして、無事消防士になることができたものの、次第に待遇の良さとかだけが理由で続けてることに気付き、違和感を感じて、消防人生に別れを告げることに。。消防士に受かった時に親をはじめとした色々な人が喜んでくれましたが、自分自身を持て余している感覚がどこかありました。これまで育ててくれた人のおかげで自分があります。自分を使い果たすことが自分を育ててくれた方々へのせめてもの恩返しになると信じて、自分が正しいと思えることを全力で取り組む人生を歩みたいと思っています。
「亘にやってほしいと思ってる」
インビジョン代表、誠吾さんからいただいた言葉。
実は自分はインビジョンを一度退職しています。消防退職後にインビジョンに拾っていただき、その後違う道に進みました。そんな自分に、会社がこれから力を入れていく部分を任せたいという話を持ちかけてくださりました。ものすごく嬉しかったのですが、一度離れている環境ということもあり、答えを出すまでにかなり悩むことになりました。
結果、このページを書いているということで、インビジョンで再スタートする意思決定をしたわけですが、意思決定の軸として考えたのが、「自分は将来どんなことを伝えれる状態でいたいか」ということです。自分の生き様と一致していることしか人には伝わらない。話しても刺さらない、説得力がない。環境を変えることで成長できた部分もありますが、自分軸で
変化していく重要性も、自分の人生を持って伝えれる状態になったら良さそうだなと思っています。そんなことを生き様とセットで(自分の言葉で)伝えられるとカッコいいんじゃないか。過去に中途半端になっていた自分を更新する機会と捉え、全力で取り組み還元していくことに決めました。
元々インビジョンに惹かれた理由は色々ありますが、その1つに、仕事面と人間性両軸でかっこいいと思えた人がいたこと。 インビジョンは「想いをカタチに」という理念を掲げていますが、相手の想いを汲み取って、相手が喜ぶことを想像して、ナチュラルに体現する。そんなことを仕事面でも日常でも体現している人が活躍している環境のように思います。自分もそう在れるような人間になる、そんな覚悟でここにいます。
「社会人に大切なことは」
これは僕が過去に受けた消防の作文試験のお題。
当時の僕は「社会人に大切なことは、常に自分を見ること、そして見れる範囲を徐々に広げていくこと」という考えを作文用紙に書きました。 実際に社会人になってみて、日々色々な出来事があって、今はなんでも簡単に調べられるようになって、たくさんの情報が目に入る中で、自分のことは全然見れていないということがあります。
自分を見るというのは、意識的に行わなければいけないものなのだと思います。だからこそできている人とそうでない人に差が生まれる。
僕は自分の良いと感じたものを、受け継いでいけるようになりたい。
また、色々なことに気付ける人間で在りたいです。
そのためには日々色々な機会を与えていただく中で、ただ体験をするだけでなく、しっかりと振り返り、足りない点に気づき、成長していくことが大切。
それをしっかりと取り組めた人が、見れる範囲を広げ、自分の言葉で伝えれる人間になれるのだと思います。
自分を見れているか?見れる範囲は広がっているか?
大切にし続けたい観点です。
目指すのは 機会を機会と 捉えれて
自分の言葉が 増えてく大人