新聞社様含むパートナーとの取り組みと、イベントの企画などを考えるインビジョンでもエンタメよりの業務をしている、盃屋・武田です。
みなさん、ディズニーランドに行ったことはありますか?ディズニーランドは自分の置かれてる立場や現状の業務課題によって、見え方が変わるのでビジネス視点で大きなヒントを貰えます(そんな目線でディズニー行ってる人いないかな?笑)
ディズニーランドに行ってテンション上がらない人いないですよね?今行っても自分も楽しめる。自分が子供だった頃も楽しかった。そして自分の子供も楽しんでる。ウォルトディズニーの死後から60年経っても尚、時を超えてサービスの質が変わらないのです。オリエンタルランド社含むディズニーはブランディングの権化だと今一度感じております。
ブランディングと言えば一般的には「イメージの共有」
対象のユーザーに「どう思って欲しいか」を植え付ける事。
今日はWEB上のブランディングは企業のホームページが大事ですよ。と、いうお話。
2024年、現在における企業のホームページ開設率は9割を超えるそうです。
一般的にホームページの目的は2つあり1つが情報開示、
・理解:会社の事を広く知ってもらう
・広報:情報の発信や関係性の構築
・集客:サービスページ・商品などの情報
・人事:人材獲得など
企業に関心をもつあらゆる人に、基本的な情報を提供するために、企業に関わる多方面の情報をホームページに集約します。
そして2つ目がブランディングです。
対象のユーザーにもってもらいたいイメージを掲載している情報やサイトのデザインなどで表現していきます。ホームページを通じて、情報をオープンに発信することで、イメージアップや認知度向上はもちろん、ステークホルダーとの信頼関係の構築も期待できます。
しかしながら、この2つ目が抜けてしまっているホームページが多く目にし、そうなると、どのホームページも同じように見えてしまい、訪問者の記憶に残らないホームページ(=企業)になってしまうのです。
サイト作成の手順として情報開示を優先的に作られる企業が多く、そうなると”できるだけ安く・簡単”になりがちで、所謂テンプレートサイトを選択することになり、どこにでもあるサイトが完成されてしまいます。
こちらの画像はリブランディング前の2017年頃のインビジョンのホームページ。この頃のサイトは、「テンプレサイト」の典型。デザインは無個性で、どのページを見ても他の企業と区別がつかないほど。トップページからサービス紹介ページまで、ありきたりなレイアウトと無難な白黒の色使いで、訪れたユーザーに強い印象を与えることはできず、当時はindeedの代理店がメインのサービスとなっていた中で、他社との差別化は非常に難しい状況にあり「たまたま検索したら上に表示されてた」「広告で見かけた」などの理由でお取引がスタートすることがほとんどでした。
集客として運用していたコラムの内容もSEO対策に重きを置きすぎて、キーワードを詰め込んだだけの文章は、確かに検索エンジンの評価を得るためには有効だったかもしれませんが、読者にとっては独自で魅力的な情報源とはなりませんでした。個性がなく、どのコラムも同じような内容で、実際には新卒が率先して執筆していたのですが、誰が書いたかもわからないような状態でした。SEO対策のために特定のキーワードを多用し、内容が希薄になってしまうことが多々あり、結果として、こちらもブランディングに紐付けることが出来ませんでした。
こうした課題は、LTV向上やお客様との信頼関係を築く上で大きな障害に。ユーザーはサイトを通じて会社の価値観や文化を感じ取るものですが、テンプレに依存したデザインやSEOに特化した内容の薄いコラムでは、それが実現できず、将来を見据えてリブランディングすることに。
上記の課題を克服するためにまず、企業コンセプトを定義。そこからそのコンセプトを反映したビジュアルを取り入れることに。これにより、インビジョンは何屋なのか。提供価値な何なのか?をサイト上でユーザーに理解してもらい、記憶(多分)に残るデザインにアップデート。藍色、朱色のコーポレートカラーや日本らしいフォント選びにもこだわりを持ち、ブランドイメージを統一。
また、コラムの内容も大幅に見直し。SEOは意識せず、読者にはインビジョンらしさ、鮮度が高く価値のある情報を提供できるような内容にシフト。マネジャー陣の赤裸々な想いや、代表の失敗談など他には無い経験を実際にしたライターが執筆し、業界の最新トレンドや実際の事例を交えた記事を提供。これにより、読者は有益な情報を得られるだけでなく、インビジョンの専門性や信頼性を感じて貰えると思っています。
結果として、ブランディングを意識したサイトは、ユーザーやステークホルダーから高い評価を受けるようになり多くのポジティブな成果が現れました。
コーポレートサイトは、言うなればWEB上の企業の顔です。その顔が他社と似たような感じでは企業の個性や独自性が伝わらず、ユーザーに強い印象を与えることはできません。全ての企業が同じテンプレデザインや画一的な内容を使用していると、ユーザーはどの企業も同じように見えてしまいブランドイメージの差別化も困難になります。
これは採用活動を行う上でも同じで、就職活動中の求職者が複数の企業サイトを閲覧しているとき、その企業の魅力が伝わらない無個性なサイトでは、求職者の心に響くことはありません。結果として、優秀な人材を逃してしまう可能性が高くなります。新規顧客の獲得についても同様。初めて訪れたユーザーが「この会社は他と違う」と感じられなければ、競合他社に簡単に流れてしまうでしょう。
そんな現状を打破するためには、コンセプト設計や、企業が目指すべき姿を明確にし、それをサイト全体で表現することが必須。デザイン、コンテンツ、UIUXの全てが一体となって、企業の価値観やビジョンを伝える役割を果たします。
予算が限られている場合でも、創意工夫と明確なコンセプトがあれば、オリジナリティのあるホームページの作成は可能です。企業の強みや独自性をしっかりと捉え、それをコーポレートサイト全体で表現することで、ユーザーにとって魅力的な企業像をイメージさせることが出来ます。
ホームページは単なる情報提供の場から、企業の価値観やビジョンを伝える重要なツールへと進化。ステークホルダー、求職者や新規顧客との接点を強化し、他社との差別化、競争力を高めることが出来ます。
現代のビジネス環境では、企業のサイトは単なる情報発信の場にとどまらず、企業のアイデンティティを反映する重要なツールとなっています。どんな価値観や使命を大切にしているのかを明確に伝える役割を担い、この役割を果たすためには、サイト上で「自分たちは何屋なのか?」をはっきりと示すことが重要です。
個人的にはオフラインを大事にしていきたいとは思っていますが、今後はWEB4.0の時代と言われ、AIやモノのインターネット(IoT)、仮想現実(VR)、拡張現実(AR)など、これら多様な技術を駆使して、「メタバース」を推進されていくと言われています。
もしかしたら近い将来、インターネットの世界でメタバースを通してオフィスの見学や、サービスの体験、商談などもできるような時代が来るかもしれません。
受動的な人が多ければ多いほど組織は弱くなり、能動的な人が多ければ多いほど組織は強くなる。
物事を考え抜く人が一人でも増えたら、血の通ったチームが増える。
そしてそれは日本全体が強くなるということ。
血の通ったチームをつくるダシトレ。
チームづくりについてちょっとでも相談したいと思った方は、是非ご連絡ください。