こんにちは、私がインビジョン出汁屋所属のKemiです。今このコラムを執筆してるのは4月の頭を過ぎた頃。
毎年、この時期になると頭の中には、「プレミアリーグの優勝争いはどうなるか」「チャンピオンズリーグはどこが優勝するのか」の二つが思い浮かぶ。
おそらく、このコラムがアップされるのは、4月の半ばを過ぎた頃だろうか。(実際には遅れに遅れて5月になってしまった…)
ブカブカの制服を着た中学生や、真新しいバッグと革靴を身につけた高校生
すっかり緑に染まった中目黒の桜並木など、
街の至るところから、4月を感じる。
4月といえば、学生は新学期、社会人なら年度初め。御多分に洩れず、私たちインビジョンも4月から17期がスタートした。そして、年度初めの一発目に行われるのが全社戦略キックオフである。
ということで、今年もインビジョンの「全社戦略キックオフ」のネタをお届けしていきたいと思います。
何のために、年度初めの最初に「全社戦略キックオフ」を行うのか。
一言で言うならば、「心=価値観、技=顧客戦略、体=人事戦略の全社への浸透」
この心技体とは、インビジョンの独自経営理論であり、ぜひ細部まで紹介したい。
だが、この一部分で紹介するには、あまりあるほどのボリュームの内容。大変困ったものだ。
と思ったが、その内容がまとまっているコラムがあるのを思い出した。
ぜひ、そちらのコラムも覗いてみてほしい。
さて、2024年のテーマは「光と影」
「光あるところ、影がある」という口上があったような気がする。
話を戻すが、言ってしまえば、当たり前のことである。光が当たるところには、必ず影がある。小学生でもわかることだ。
だが、こと人間に当てはめてみるとどうだろうか。
良いところとだらしない部分、両方あってこその人間のはず。
飲み過ぎて二日酔いに幾度となる人だっているはずだ。案外近くにいたりするものだ。
ただ、現在の日本には、「影」を許容せず、あまつさえ否定してしまう事象や意味も考えない「ちゃんとしなさい」という空気が強く蔓延ってはいないだろうか。(狂育連鎖:インビジョンの義憤)
では、そんなこと言ってる我々が100%体現出来ていたかというと、実はそうではなかった。
2023年インビジョン最大の教訓となった事件が、我々にこのテーマを掲げさせるきっかけとなったのだ。
やはり、人間は良い部分「光」だけでなく、「影」の部分も含めて人間なのであり、両方があることでその人のらしさが滲み出るのである。
今回の全社戦略キックオフ当日の流れは以下の通り。
・第一部(心技体、広報)
全社戦略の共有/顧客戦略の共有/人事戦略の共有/広報戦略の共有
・第二部(各チームごとの共有)
勘情屋/沸騰屋/盃屋/扇屋/鼓舞屋/仕立屋/起爆屋
・第三部(研修、宣言、だるまに目入れ)
ワークその1 違和感ワーク
ワークその2 自己成長のテーマ決め
ワークその3 宣言タイム
第一部は、代表である吉田からの全社戦略の共有から始まり、顧客戦略、人事戦略、広報戦略と続いていく流れだ。トータル1時間程度で第一部は完結するという形だが、各パートで熱が入ってしまい、規定時間をオーバーしてしまうのが常だ。
第二部は、各チームごとの共有が1チーム5分前後程度で、テンポ良く進められていく。どのチームも5分という短い時間でありながら、重要な部分やクスッとくるおまけも入れ込んだ共有をするので、トータル1時間はあっという間に過ぎてしまうのが常だ。(体感的に、新しいドラマの初回SPと同じくらい)
第三部は、主に研修のパートになる。詳細は後に記載するが、ワーク全体に通じているテーマは、「真の相互理解と自己成長」と言ったところだ。
代表の吉田による、全社戦略の共有。
これから本格的に組織開発、ごきげんなチームづくりの企業となり、東京都代表になるために、今回強調されたのが、この「20期までにごきげんなチームづくり東京都代表」だ。
この目標を達成するためには、個々のメンバーの成長やアップデートが必要不可欠であり、且つチーム全体という視座を持っていなければならない。自己の成長がチームへの貢献と結びついていなければ、単なる自己成長だけ、自己満足で終わってしまい、チームにプラスをもたらすことはできないだろう。
私の愛するサッカーで例えるなら、「止める、蹴る」のスキルアップを求められているチームで、自己の成長と銘打って、ヘディングのスキルアップをしていることに等しい。それは自己成長と自己満足の履き違えだ。
逆に、個人の成長とチームへの貢献が結びついた時のパワーや生み出されるエネルギーの大きさはとてつもないものになる。それに関しては、次の熱力学第二法則の箇所で触れていきたい。
いきなり物理の話と驚かれた人もいるかもしれないが、どうかお付き合いいただきたい。
チーム熱量を上げるには、一人ひとりの熱量の平均値を上げる必要がある。
一つ前でも述べたが、つまるところ求められるのは、チーム視座を伴った個人の成長だ。
そして、個人の成長には、①相手目線②振り返り力③コミット力の3つが欠かせない。
少し噛み砕いて言うならば、①相手目線になって物事を考えて、寄り添う②内省を繰り返して、アンラーンをしていく③良い業務習慣によって、組織への貢献を果たす
チーム全員の基盤にこの3つが搭載されれば、必ずチーム熱量は上がるはずだ。
組織やチーム内において、一人ひとりの言動は良くも悪くも連鎖する。良い言動の連鎖反応が起きれば、醸成される空気はポジティブなものになるが、悪い言動の連鎖反応が起きてしまうと、醸成される空気は当然ネガティブなものになってしまう。
我々インビジョンが目指しているのは、ごきげんなチームづくり東京都代表。
となれば、まずは我々自身がごきげんなチームを体現していかなければならない。「ポジティブな空気の醸成者」といったところだ。
このあたりで出てきた「空気」については、言語学者の外山滋比古の『空気の教育』を読んでもらえると嬉しい限りだ。
第三部の研修。ということで、本日のお品書き。
「20期までにごきげんなチームづくり東京都代表」という目標を達成するために欠かせないのが、個人個人のレベルアップ。そして、その成長の方向がチーム全体という視座を持っているかどうかが、何より重要。うん、重要。
そして、インビジョンが大切にしているのが、やり方よりもあり方。どういうことをやるかより、どういう人であるか。
ワークを実施する前にメンバー全員で、20期に向けて、どういうマインドセットであるべきかを腹落ちした状態でワークに臨みました。
ということで、まずワーク①では、チームに分かれてお互いが感じている違和感やアップデートさせたい基礎スキル3つについて、ヤーヤーとフィードバックし合う時間。
続いて、ワーク②では、もらったフィードバックを参考に17期に注力する基礎スキル3つと年間テーマを決めて、終わった人から1Qの注力するスキルの設定とそのスキルをどう伸ばすかを決めていく作業をしました。
最後のワーク③では、17期のテーマを紙に書いて、全員の前で宣言タイム。プロ野球好きにしかわからない例えで恐縮だが、春季キャンプ中の海に向かって、シーズンの目標を宣言する田中将大投手をイメージしてくれるとこのワーク③の雰囲気が伝わると思う。
全員がワークにのめり込んでいたこともあり、残念ながらワーク①とワーク②の写真が無かったので、ワーク③の写真をいくつかご紹介!
ジャイアンの母ちゃんを掲げる人もいたりと、各メンバーがメンバーのらしさが溢れるテーマを掲げていました。(絵がちゃんと上手なのがジワる)
熱力学第二法則のところでも書きましたが、一人ひとりが持つ力やエネルギーって意外と大きい。1人が出す波動によってプラスにもマイナスにもなる。つまり、1人のアップデートはチーム全体のアップデートに繋がるのだ。一人ひとりのアップデートは本当に大事。うん、大事だ。
締めとして、縁起だるまに目入れを行った。まず片目に願をかけながら目入れをして、願いが成就したらもう片方の目入れを行うというのが、正しい作法とされている。
20期にもう片方の目入れが出来るように、メンバー全員が少しずつ目入れを行いました。
最後の目入れは代表の吉田がカキカキ。
私たちのVISIONは「働く幸せを感じるかっこいい大人を増やす」
裏を返せば、悲しいかな、今の日本には働く幸せを感じるかっこいい大人が少ないということだ。
他人軸で生きて、無表情で仕事をこなしていく。達観という仮面を被った悲観的な素顔。
コンクリートジャングルに響く革靴の足音やキーボードの打鍵音、3コール以上鳴らない電話の呼び出し音は、
まるで日本全体にうっすらと漂う無機質なBGMにも感じる。
この状況を好転させていくためには、大前提、自分たちがごきげんなチームであり続けることが重要だ。
自分たちがごきげんであり続けられれば、関わる人たちも自ずとごきげんになっていく。
そうしたポジティブな連鎖反応を起こしていき、20期までにごきげんなチームづくり東京都代表、
ゆくゆくは関東代表や日本代表となれば、ほぼ間違いなく日本全体がごきげんに傾いていくはずだ。
現在過去未来において、インビジョンに関わる全ての人への「忠恕」を大切にし、カッコつけずにありのまま、
自然体で本質的なコミュニティを作っていきます。20期もよろしくお願いします。
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