前々から夫に「この日だけは絶対予定入れないで!」と釘を刺してまで参加することを楽しみにしていたインビジョン名物「想いをカタチに会」。
今回まさかのコロナ感染でオンライン参加を余儀なくされた大村です。
3歳の娘がいて夜に家族以外の誰かと飲めるなんてこと滅多にないので大好きなインビジョンメンバーと飲めるこの日を心待ちにしていたのです。
ですが、今回は自宅から娘と一緒にオンラインで参加しようと思います!
(「想いをカタチに会」ってなぁに?と気になる方は、以前コラムで紹介しているので是非読んでみてくださいね!)
・・・さて、そろそろ本題へいきましょうかね。
新しい人材を迎え入れる「採用」。
その目的は、”人員の補充”だけではないことをご存じでしょうか。
今読んでくれている方の直感が「え?そうなの?」なのか
はたまた「もちろん!きちんとした目的があります」なのか・・・
このコラムのタイトルになにかを感じて読み進めてくださっているあなたは、
おそらく前者だったのでは、と思ったりしています。
な~んて。「知ったような口を聞くな!」と思われるかもしれません。
・・・ごめんなさい!実は私、この業界に携わり始めてまだ1年とちょっとなんです。
以前は職員の入れ替わりの激しい病院で医療事務をしていたので、
「採用=人員補充」が当たり前だと思っていました。なので、前者代表です!(笑)
でも、実は採用の目的にはもっと大切なことがあったんです。
今回は私の実体験を交えつつ、お伝えしていければと思います。
いきなり寝かしつけってなんのこと?と、お思いですよね(笑)これが、意外と繋げて考えられるんです。
まずは、採用活動の場合を見てみましょう。
「現場に人が足りていない」「新事業を立ち上げたいから人が必要」などの目的で採用活動を行っているとします。
そうなると、「〇人採用が目標だから達成するためには〇万円広告費をかけよう」などと応募・採用の人数だけを追い求めてしまったり、いざ採用してもすぐに辞められてしまうことも。
次に、寝かしつけの場合を見てみましょう。
「早く寝てくれないと残りの家事ができない」「〇時からのドラマが観たいからそれまでにリビングに戻りたい」などの目的で寝かしつけ中。
「たくさん絵本を読み聞かせば早く寝るかも?」と寝るまでとにかく何冊も読んだり、やっと寝たと思ったのにベッドから離れる時に数冊の絵本をバサバサーッと床に落として起こしてしまったりするのです。(画像は、寝かしつけを諦めてリビングでアニメを見せると決めた2年前のとある日の1枚(笑))
どちらも採用数や冊数など”量”ばかり考えて、結果的に良い結果を得られず。これでは本末転倒ですよね。
「木を見て森を見ず」、ということわざを聞いたことがあるでしょうか。
最近何かとインビジョン内で耳にするこの言葉、意味は「小さい事に心を奪われて、全体を見通さないこと」。
そう、まさに原因はこれなのでは、と思うのです。
目先の目標(木)ではなく、会社としての目標(森)が何なのかがわかれば自ずと採用目的が明確になります。
そうすることで採用ターゲットも定まり、結果的に自社にぴったりな人材を確保することが可能になるのです。
寝かしつけだって、〇時までに寝かしたい!(木)ではなく、健康にすくすく成長してほしい(森)という目的に変換することができます。
すると、絵本の冊数で勝負するのではなく1冊に心を込めて読むことを習慣にすることができ、1冊読んだら寝る!というルーチン化が親子でできるわけです。
このルーチン化を実感した時には、寝かしつけ後に夫と乾杯しましたね。うれしくていつもより強めにガツッと当てに行っちゃったりして(笑)
とは言え、採用の目的って、結局「不足している人員の補充」それに尽きるのでは?と感じている人事の方も少なくないはず。
もちろん、それも1つの目的であることは間違いありません。
でも、それを続けていて”マイナスをゼロにすること”はできても、”プラスにしていくこと”って難しいんですよね。
本当の採用目的、それは「現在の組織課題の解決+未来の事業計画の達成」をクリアすること。
ここでお伝えしたいことは、人員補充も現在の組織課題の課題に紐づいているので、決して間違いじゃないということ。
ただ、プラスにしていくにはやっぱり森を見る必要があったんですね。
寝かしつけにおいての森は、大切な娘が心も体も健やかに成長してくれること。
これを達成するために、最近は1冊の絵本に想いを込めて、書いてある文章だけでなく、娘に問いかけたりして会話も楽しみながら寝かしつけを親子で特別な時間にしています。
夫が娘に絵本を読む姿から学んだこともたくさんあって、問いかけなんて、まさにそうでした。
とまあ、ここまで採用目的と寝かしつけをセットに説明してきたわけですが、あなたにとっての会社と私にとっての娘、どちらも「大切な存在」という共通点がありましたね。
大切な存在をどう守っていくか、いかに成長させていくか、そう考えてみるとまた違うかもしれません。
さて、なんとなく採用目的のイメージが湧いてきたでしょうか。次はあなたの番です!
自社のビジョンや経営計画に紐づいた戦略的な採用をするために、しっかりと採用目的を明確に言語化していきましょう。
具体的にすべきことは、現在の組織課題や未来の事業計画の達成を見据えて、どのポジションに人材が必要なのか洗い出すこと。
私自身、寝かしつけに関しては夫とたくさん話しましたし、お互いに学ぶことも多かったので、是非あなたも社内で一緒に取り組める人に声をかけてみませんか?
下記1~5の順に、会社について森→木を見るイメージで洗い出してみましょう。
これらを洗い出すことで、「どんな人を採用すべきか(採用ターゲット)」「その人に何を任せるべきか」がハッキリしたのではないでしょうか。
ちょっと手こずりそうだな。なんて方にはおダシ診断がおすすめ!
おダシ診断とは、質問に答えるだけで、チーム・組織のど真ん中の明確さや浸透度などの現状を可視化できるシロモノです。所要時間は20分。無料で診断できるので、隙間時間でトライしてみてください。
最後になりますが、今回私からお伝えしたいことは以下の通りです。
採用目的を言語化することで、採用ターゲットが決めやすくなり、結果的に新入社員の定着率の向上に繋がる可能性があります。
また、面談に関わる担当者の見極めのポイントが統一され、事業や組織状況の変化に合わせて臨機応変に採用の見直しができるようになるのです。
あっ、あと、本当に最後にひとつ。
寝かしつけで親が寝かしつけられちゃう・・・なんてことがあるあるなパパさんママさんたち。
たまにはゆ~っくり休みましょ。ね。
会社の成長を支える人事、子どもの成長を支えるパパママ、みなさんいつもお疲れ様です。
では、また!