こんにちは、インビジョン株式会社 CCO石井です。
「”CCO”って何の略ですか?」と、よく聞かれるのですが、最高顧客責任者Chief Customer Officerです。
ですので、常にお客様のことを考えています。(本当です)
そんなわけで、今回私からお客様、特に人事・採用に関わる方にお伝えしたいのは、採用チェックリストのお話です。
ここ数年の採用トレンドの移り変わりは激しく、Indeed、採用マーケティング、動画やSNSの活用など、新しい手法やノウハウが毎年のように登場しています。おそらく、アンテナを張っている人事の皆様は、情報収集され、自社の採用にも取り入れているのではないでしょうか?
当社も事業として採用支援をおこなっていますので、お客様にご提案する前に自分たちでも実践しなければと、とりあえず新しい求人媒体に出稿してみたり、あるいは作る人のセンスに頼った採用コンテンツを作ってきたりしてきました。それこそ、手当たり次第という感じです。
その結果、とりあえず多くの応募が集まり採用はできてたけど、ミスマッチが続出。。ここだけの話(と言ってもコラムに書いてますが)新人の半分が1年以内に退職したこともありました。結局、採用の基本的な”ベース”がないと上手く行かない、どこに課題があるのかの共有もままならない、と身を持って学びました。
そこで、自分たちの”ど真ん中”はどこなんだ?と根本に立ち返り、リブランディングプロジェクトを立ち上げ。自社の採用戦略を見直します。このあたりのお話は、書籍『弊社、ダシ屋と申します。』に詳しく書かれていますので、興味のある方はぜひお読みいただけたら嬉しいです。
ブランディングから採用戦略を見直すと、何から改善していけばよいのか?採用においてやるべき事と優先順位が決まり、PDCAが回るようになります。当然、採用の成果にもつながるようになります。
もちろん、最新の採用施策やノウハウがいけないわけではありません。実際、導入されて成功している企業さんも多くいらっしゃるかと思います。ただ、その施策が自社の状況に合っていなければ成果は出ません。ホントびっくりするくらい出ません。かと言って、人員や予算の限られた多くの会社さんでは、自社に合うものに当たるまで全部順番にやってみる、なんてことは現実的じゃ有りませんよね。何をやるか、何をやらないかを決める必要があるんです。
そんな時にお役に立つのが、採用のチェックリストです。個々の施策に取り組む前に、自社に何が足りていて何が足りないのか?を確認することができます。90個の質問に答えていただくことで、優先度の高い採用課題を確認し、具体的に、経営理念、採用戦略、採用広報、求人募集、選考、オンボーディング、採用ブランディング、組織戦略のどこから改善に着手すれば良いかがひとめでわかるようになっています。
90個もチェックするのか、、、大変そうだな。。。と思いましたか?
実際そういうお声もありましたので、10分程度で簡単にお答えいただけるアンケートをGoogleフォームでつくってみました。各質問に1点~4点で直感的に答えてもらえれば、自社の集計結果を一覧で見ることができるようにしています。これなら忙しい人事の方でも安心ですね。
「受けてみたい」という方は、下記よりどうぞ。(費用はいただいておりませんので)
さて、診断して、レポートを見るだけで終わってしまってはいけません。その後どのように自社の採用改善につなげていくかが重要です。活用の仕方は自由ですが、ここではオススメの流れを5つのステップでご紹介します。
まずは、ぜひ診断を受けてみてください。あまり難しく考えすぎると手が止まってしまうので、迷った時は直感的に「このくらい」と回答しちゃっても大丈夫です。関わる人が複数の場合は、あとで点数の比較もできるようにそれぞれでお答えいただくことをオススメします。
9つのカテゴリごとに10個ずつ項目があります。4点満点ですので、全体で360点満点となります。点数は気になるかもしれませんが、まずはどのカテゴリの点数が低くて、どのカテゴリの点数が高いのか、広報が足りないのか、選考が弱いのか、全体の傾向をつかみましょう。その上で、最優先カテゴリを決めましょう
次に、点数が低いカテゴリ内の具体的な項目を順番に見ていきます。すると、特にどの項目の点数が低いのか?が具体的な課題がわかります。もし複数の方で受けていて点数にばらつきがあった場合には、なぜこの点数だと思ったのか?納得行くまで議論しましょう。人によって認識が違っていることに驚くかもしれません。
話し合いの結果、自社の優先課題と具体的な取り組み事項を決めて、採用戦略の方向性を決めましょう。戦略は「採用広報力の強化」などカテゴリ単位か、その中での具体的な取り組み(「採用関連記事の充実」)として全員に伝わる言葉にまとめておくとベストです。その際には、当社で別途ご用意している『課題特定のスゴロク』を活用いただくとスムーズかと思います。
あとは、やるべきこととスケジュールを具体的な計画に落として実行するのみ!記事のテーマを決める、取材・執筆担当を決める、記事をアップ日を決めるなどなど・・・取り組んでみて、実際の採用がどのくらい改善しているか効果検証していきます。
チェックリストでの診断を始めにおこなうことで、自社の採用課題と優先順位を客観的な数字で整理整頓することができます。同じレポートを見ながら、どこを改善すべきか議論することができます。その結果、全員が共通認識を持ち、やるべき事をきめることができます。いわば、共通の判断基準になるわけですね。まさに、採用の”ど真ん中”です。
たとえ点数が低く、課題が山積み・・・という会社さんでも、ひとつひとつ解決していくことで少しずつでも自社の採用活動を改善していくことができるはずです。今月はコレに取り組もう、来年はこの項目を見直そう、とテーマを決めてぜひ取り組んでみてください。もし、どうやって改善すれば良いのか悩む。。。ということがあれば、インビジョンがご支援させていただきます。
最後に、採用というのは理念や組織ととても深いつながりがあります。もしかしたら、採用の改善を進めていく中で、もっと自社の根本的なところから見直す必要があるんじゃないか?と感じることもあるかと思います。それは、御社が次のステップへ進む合図かもしれません。ぜひ、採用だけにとどまらず、会社の”ど真ん中”から見直されることをオススメします。
そしてなんと、採用だけではなく経営全般を振り返る診断(チェックリスト)もご用意しています。弊社、代表の吉田が解説している記事がありますので、ご興味がある方はこちらも読んでみてください。
御社に良い方が入社されて、働くカッコイイ大人が増えることを応援しています。
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