皆様、こんにちは。真理を探究する心のほぐし屋さんこと、まことです。
最近なんと詐欺に遭いまして、財産の大半を失ったわけですが・・・やはり人生自分次第。
流石に一晩落ち込みましたが、一体自分の何がこの出来事を起こさせたんだろう?と問うてみると、気づきの宝箱でして。本当に意味のあることしか起きないんだな〜と思わず合掌。人生の一つのチェックボックスが埋まったなぁとほくそ笑んでおります。
前回、幸せって自分次第だよってコラムを書きましたが、この思考を手に入れたら人生がいつの間にやらエンタメ化しちゃうんですよね。
さて!今回も恒例になりつつある、人間に関する掘り下げをやっていきたいと思います。
幸せって自分次第ってのはわかるけど、自分の思考や感情がその邪魔をする・・。こんな思考をしてちゃダメだ!なんて、人は思考や感情をコントロールしようとしますが、そんなの無理な話。だってもう思考も感情も湧いてきちゃってるんですから。
じゃあ、どうすりゃいいの?っていうと、「思考や感情をコントロールする」んじゃなくて、「自分のホルモンをコントロールする」べきなんです。っていう、今回はそんな話をしてみようと思います。
これ知ってるかどうかで、人生のQOL爆上がり。
ホルモンと言っても種類はごまんとありますが、今回紹介するのは三大幸福ホルモン。
その名もセロトニン、オキシトシン、ドーパミンの三つです。
日々幸せを感じていたいなら、この三つのホルモンと仲良くなること!
まずはそれぞれの特徴を説明していきます。
朝起きて、気分が爽やか。今日も空が綺麗だなあ。
普通に今日も心臓が動いて、家があって、食べ物を食べれて、自分の足で行きたいところにいける・・・。そんな一見当たり前のことに有り難さやかけがえのない幸福を感じるこの気持ち。それがセロトニン的幸福。
太陽の光を浴びる/リズム運動する/咀嚼する/今ここを味わう/自然の場所に行く/掃除などをすることで出るホルモンです。
セロトニンが出ていると、自分一人で、何もしなくても幸せという感覚になれます。実際私も、この前兵庫県の沢庵寺に行って禅をしてきたのですが、聞こえてくる小川の音や鳥の鳴き声、気持ちの良い風を感じながら、その全てが有難すぎて、ああ何もしなくても私たちは世界に愛されてるんだなあ。ってポタポタ号泣しました。人は生きてるだけで幸せを感じられる生き物なんですよね、本当は。
まさにこの時に出ていたと思われるホルモンがセロトニン。逆に、これがないと何をやっても幸せを感じられない、というくらい一番重要なホルモンです。なのにも関わらず、セロトニンは、現代の日本人はほとんど出てない、もしくは全く出てないと言われているのです。現代人・・・・
誰かと一緒にいて、楽しい。嬉しい。愛おしい。ああ、安らぐなあ。
友人関係や職場などのコミュニティ、パートナーや恋人などの恋愛関係、親子や兄弟の家族関係。そこで生まれるつながりへの満たされ感や安心感。そんな感覚がオキシトシン的幸福です。
親しい人と話す/子供や赤ちゃんと触れ合う/スキンシップ/マッサージ/可愛い動物/柔らかいものを触るなどすることで出るホルモンです。
私たちのストレスの多くは人間関係からきています。人間関係のストレスは、猛烈に人を辛い状態にさせ、うつ病などのメンタル疾患を引き起こします。自分は一人だ、誰にもわかってもらえない、などという孤独感も、オキシトシンがない状態。
ちょっとした余談ですが、実は恋愛は「ドーパミン的恋愛」と「オキシトシン的恋愛」とに二分されます。ドーパミンは報酬ホルモン。ドキドキ、高揚感、もっと話したい!会いたい!という、もっともっと!な恋愛は、ドーパミン的恋愛です。最初は楽しいですが、その気持ちはいずれ終わりを迎えます。穏やかな安らぎ、愛おしさ、一緒にいるだけで十分だという気持ちはオキシトシン的恋愛。この気持ちには終わりがなく、永続的なものになります。オキシトシン的恋愛をしたいものですね。なんて語っていながら、もう4年以上彼氏はいませんが。
ドーパミンは一言で言うなら報酬ホルモン。何かを得られた!と感じた時に出るホルモンです。
例えば目標を達成した時、欲しいものを手に入れた時、昇給や表彰などの仕事での成功、勝負事での勝利など。「ヨッシャ!やったー!」と言いたくなるような高揚感を伴います。
小さな目標の達成をする/報酬を得る/未知の体験/新しい発見/チャレンジ/熱中できることをやるなどした時に出るホルモンです。
ドーパミンはやる気の源であり、ドーパミンのおかげで、私たちは何かを頑張ったり努力したりできるのです。自己成長に必要不可欠なホルモンですが、哀しいかな、現代人のほとんどがドーパミン依存になっています。例えば飲酒、ゲーム、スマホ、お菓子や好きな食べ物、動画、漫画の続きがどうしても見たい・・・など、やめられない止まらない!の状態になっているときはドーパミンが暴走しているサインです。ちなみに私の依存先はパスタと古代文明探求でした。
ドーパミンは別名「悪魔のホルモン」と言われており、求めては不足感を抱き、また求めては不足感を抱くという、終わらないマラソンを走ることになってしまうのです。
世の中のビジネス界隈で言われがちな「成功」というのは、このドーパミン的幸福を謳っている場合が多いのですが・・・ドーパミンを追い求めたところで、そこに幸せはありません。
もっとホルモンを身近に感じてもらうために、日常のアレコレシリーズをいくつか書いてみたいと思います。実は日常の不調は、ホルモンがめちゃくちゃ関係しているのです。
・・・・といったように、ホルモン…の中でも特にセロトニンの重要度、相当強いですよね。
セロトニンが出せてると、
・雑念なしに集中できる
・感情がコントロールされる
・平常心で落ち着く
・考えや感覚が研ぎ澄まされる
↓
爽やかな気分で過ごせて何もしてなくても幸せ。仕事も集中できるし、パフォーマンスも上がる!あぁ、なんて、毎日幸せなんだろう。ってなります。
しかも、セロトニンは別名「脳の指揮者」!ドーパミンが暴れ馬だとしたら、セロトニンはその手綱。ドーパミン依存にならないようにコントロールしてくれます(あれだけ欲してたものが、そんなに欲しくなくなったり)。最強ですよね。
とはいえ、セロトニンがいいやつで、ドーパミンが悪なわけではありません。大事なのはその順番。セロトニンとオキシトシンの穏やかな幸せという土台をつくった上で、ドーパミンという刺激的幸福を体験するという順がベスト!いきなりドーパミン的幸福を求めるから、ガス欠になってしまうわけです。
実はインビジョン、5月から社内でオキシトシン講座なるものを開講してまして。
何かっていうと、一言で言えば「根っこのベース力を育成する講座&ワークショップ」。毎週水曜日の9:00〜10:00に、毎回テーマを変えて実施しています。皆で一緒にワークショップをやるっていうこと自体、オキシトシンが出るよねっていうひょんなことからこのネーミングが決まりました。笑
「根っこのベース力」、これかなり重要なキーワード。
インビジョンが定義する根っこのベース力は、「心・技・体」の3つです。
細かくいうと5つの力、さらに細分化して60スキルまで定義しています。
何回も何回も考え直して生み出した、戦略人事チーム火起屋の血の涙の結晶です。
職種スキルも大事だけど、どんな領域でも成果を出し・信頼を生む人には、この根っこのベース力が搭載されている。逆に言えば、職種スキルがあってもこの根っこのベース力がないと、ただの薄っぺらい「こなす人」。育成において、職種スキルを身につけるための研修なんかを優先してしがちですが、本来育成すべきはベース力なんじゃないかと思うわけです。
オキシトシン養成講座のDAY1のテーマは「三大幸福ホルモン」。
ホルモンを整えることで自分の幸福度もパフォーマンスも上がる。どうしたって自分の人生は自分次第。自分で自分を幸せにするんだよ!というメッセージを込めて実施しました。(「自己決定力」は根っこのベース力の中の重要な項目の一つです)
ぽっかぽかに晴れた朝、皆で代官山駅近くの西郷山公園に集合。
皆で輪になってラジオ体操をやったあと、「これから20分間、一人で空を眺めて日光を感じてきてください」と投げかけ。好きな場所に移動して、太陽の暖かさを感じたり、雲の動きを見てみたり、風を感じてみたり、鳥の鳴き声などの音に耳を澄ましてみたり。普段忙しい忙しいと余裕をなくして、自然を五感で味わう時間ってほとんどの人がとってませんよね。だけど人間は本来自然の一部。こういう時間を意識的にとるべきなんです。
▼ラジオ体操=リズム運動でセロトニン、かつ皆でやるのでオキシトシン生成。
▼日光浴=セロトニンが生成されます
▼セロトニン大量生成中
皆どうだったかな?とソワソワしていた私ですが、その日の夜23:16。「なんか今日気分よかった感じが今になってするわ。すげーかも。セロトニン」とコバさんからメッセージ。毎朝家族でラジオ体操を始めることにしたのだとか。この日を境に、社内でちょくちょく「セロトニンが足りてない「これドーパミンだわ」などのワードが飛び交うようになりました。
さて、ここまででついに4500字ほどのボリュームになろうとしています。2500字くらいが平均ですが、まるで自動書記のように文章が止まるところを知りません。好きの力ってすごい。
今回このコラムを読んで、「ちょっと自分の日常にもこの知識取り入れてみようかな〜」なんて思ってもらえたら幸いです。まずは朝、家から駅まで歩くときに空を見ながら歩くとか、家族に「行ってらっしゃい」って声をかけるとか、誰かが悩んでたら、とりあえず太陽浴びに行こうぜって誘ってあげるとか、そういう小さなことからでもいいので、ぜひ幸福ホルモンを意識的に出してみてください。
思考は過去のアレコレや余計な反芻に使うんじゃなく、自分や周りの人を幸せにするために使うもの。まずは自分、そして周りへと幸せを感染させていきたいですね。
幸せシリーズ、こちらもどうぞ!ではまた次回、お楽しみに。
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