言葉:吉田誠吾(@hi-seigo)
2022年12月29日、インビジョン15回目の仕事納め。昨夜の忘年会の二日酔いで、頭がボーッとする中、広報チーム(出汁屋)との約束であるコラムを会議室で書いている。写真は前もって、制作チーム(林檎屋)に撮ってもらったので、あとは自分が文章を書くだけだ。2022年テーマ「忠恕(ちゅうじょ)」を掲げた1年間を振り返ります。
#ワールドカップ、日本チームのブラボーな戦い
#映画スラムダンクの湘北チーム“断固たる決意”
スポーツ、エンタメ業界からチーム力を脳内に浴びせられたここ最近。
私たちインビジョンのチーム力って、どこが伸び代なのか? を365日、改善し続けてきたと記憶しています。(正直いうと、毎週土曜日はいっさい仕事をしない日にしているので、365日−毎週土曜日×50週=315日になりますが )
ふりかえってみると
①人生初の兵庫県庁×豊岡市の実証テスト、らしさ教育を全12回開催
②人生初の映画祭を兵庫県豊岡市で開催
③人生初のドキュメンタリー映画を企画・制作
④人生初の書籍「弊社ダシ屋と申します」(幻冬舎)
⑤人生初のクラウドファンティング実施
⑥人生初のおダシフェスフェスティバルを東京中目黒・正覚寺で開催
⑦人生初の墨田区教育委員会の公立小学校の校長先生向けに講演
⑧人生初の人事のネタ帳をローンチ
人生初のプロジェクトを開催できて、私たちインビジョンの志「働く幸せを感じるかっこいい大人を増やす」 を少しずつではありますが、チームで体現できた15期目だったと自負しております。
先日、2学期を終えた子供たちの”あゆみ”を見せてもらった。そんな子供たちの評価を見ながら 私たちインビジョンの評価はどうだったのか?考えてみるとこうだ。 「よくできる」「できる」「がんばろう」の三段階中 全体的には「できる」という結果だったように思います。
書籍でも書きましたが、私たちの考えるいいチームの定義は「商売=収益性」×「道徳=社会的意義」を両立しているチーム。
「商売」「道徳」「全体」3つのカテゴリーであゆみ的に2022年インビジョンを評価してみると
「商売=収益性」 がんばろう
「道徳=社会的意義」 よくできる
インビジョン全体評価 できる
という結果になります。 上半期の計画からのズレを改善を回しながら前進していますが、計画はもっと右肩あがり。 2022年12月28日の忘年会で、福島の日本酒“一生青春”を飲む前に、ちょっとだけまじめモードで全社には今年の総括を共有しました。
経営三要素 心=価値観 技=経営戦略 体=人事戦略(オペレーション)。 変化の時代には、心はもちろんのこと、変化に対応する「体(人材戦略)」のオペレーションの強さが重要で。想いがあってもやってなかったら意味がないと個人的には思っていて。 サントリー創業者鳥井信治郎さんの言葉「やってみなはれ」。この精神が大事だとホントに思うし、好きな言葉です。
テクノロジーを駆使して、優れた経営戦略を立てても、 実行の部分であるオペレーションが追いついていないチームが、 特に、ここ2・3年増えているんじゃないかと肌感覚では感じています。
私たちインビジョンも、コロナの影響を受けました。いやいや、影響を超〜受けました。 幸い自社プロダクトのHRテクノロジーは影響を受けていませんが、 広告事業の広告収入は大打撃を受けて、当初立てた計画から大きく外し、 特に、2年前の13期、1年前の14期はなんとかギリギリ立て直せた感じでした。
ただ、そもそもコロナ関係なく、経営戦略は大きく自社プロダクトにシフトしていく5か年計画を立てていたんです。それなのに、ギリギリ立て直せただけ。 より自社プロダクトをストレッチしていくためには、何が必要だったのか? インビジョンの課題は、ズバリ 「チームによって、オペレーションの強い・弱いのばらつきがあること」。
改善点は 「チームの体=人事戦略(オペレーション)のバラツキをなくしていくこと」 と仮説設定しています。
年末、とある経営陣と戦略・組織について振り返りを聞いてみると、 心=価値観と体=人事戦略(特にオペレーション力)のないマネージャー・リーダーのチームは、離職も増えて、 チーム全体の幸福度も高くない。結果、収益も他チームより低い。 という話をうかがった。
本当に、首がもげるほど頷いた。(実際、首はもげませんが)。早速社内で心技体の数値化をしてみました。やはり、心と体の数値とチームのパフォーマンスに相関関係がありそうです。
人事戦略上、マネージャー陣の「心と体」は大事です。じゃあ、「技」である経営戦略は大事じゃないのか? いやいやそんなことはありません。ただ、なんで経営戦略が人と人の間で分かり合えないのか? わかりあえない自分なりの答えは、
ビジネス用語上もっとも抽象度の高いワードランキングが「経営戦略」だからなのかもと。 知ってるようで知らない言葉。解像度の低い言葉なんだと。 40枚ほどの経営計画書は、金融機関、ベンチャーキャピタル、投資に興味のある人には理解できるかもしれないけど、ビジネスをあまり浴びていない人には、呪文のようなものでしかない。
じゃあ、これをこのまま放っておくのか?自分なりに自問自答しながら、6年ぐらい前から経営戦略をA3シート1枚にまとめて共有していますが、 なんかしっくりこない、長年モヤッとした感じだったんです。
ただ、久々に家族で行った時の「ディズニーランドのマップ」、知り合いがオープンした「住宅展示場」、出張先のお城で見た周辺地図の「ジオラマ」、 鎌倉13人の戦準備のシーン「軍備の配置地図」などに触れて、こう考えた。
吉田の脳内は、誰にも理解できない。 理解してもらうためには、「言葉だけじゃなく、ビジュアル化」が必要なんだ。
家を作る工程は 企画→図面→模型を作る
模型を作る理由は、風の通り、光と影など 平面ではわからないものを立体によってわかりあえるようにするため。 そりゃ、数千万円コストをかけて作るんだから、当然ですよね。でも、会社経営って、数千万円っていう桁が違う、えぐいコストをかけるものじゃないですか。 ワールドカップの本田圭佑さんの解説のプチバズっていた言葉を借りると
「経営戦略、ザツい」
人が迷うのは、地図がないから
↓
未来戦略の地図?
↓
事業構想マップを作ろう
となったわけです。 以前作成したビジョンマップとちょと違って 未来戦略を描いたもを、事業構想マップとして15期、1枚にまとめました。なんか脳内がスッキリ!
インビジョンの大切にしている「忠恕」。はじめましての人へはもちろん、それ以上に、あたりまえに近い人、家族、スッタフ、パートナー、友人、お客さんへの「忠恕」、 大切に生きていきます。ありのままの自分、自然体で何よりも大切なもの、本質的なコミュニティをつくって生きます。2023年もよろしくお願いします。よいお年を〜!
#忠恕
#ご機嫌な人生を
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