言葉:吉田誠吾(@hi-seigo)
毎月1本はコラムを書くというルール、干支が牛から虎にバトンが渡されても、コラムは吉田からバトンを渡す人がいないという残酷な状況の中、締切ギリギリのリリースとなりました。
皆さま、あけましておめでとうございます。
東京目黒区にある約8000社の中で、最も遅い新年の挨拶レコードだと、自戒の念を込めての2022年一発目のコラム。まるで、今さらフォートナイトの面白さに気づき「おそっ!」と子供たちに突っ込まれているような感覚です。
リリースが遅くなった分、なんとかコラムの質は、綺麗なセンター前ヒットを打ちたい!という気持ちだけはあったのですが、釣りたての魚とコラムはありのままがいいと、うちの扇屋/マーケティングスタッフが言っていたのか?いないのか?そんな戯言はさておき、自分のメモ書きをそのままアウトプットしますね。
少しだけ補足をさせてください。今年のテーマは「忠恕(ちゅうじょ)」。言い換えると、思いやりという意味ですが、ここ最近、「真理、宇宙、自然、生物、人間、道徳、商売」といった古典、哲学、科学 × 実体験を探索しながら、今一度、「道徳と商売のバランス」を再考しようと思ったのが背景で、江戸時代の思想家、石田梅岩さんの名著「都鄙問答(とひもんどう)」を読んだ直後に、自分なりに解釈、アレンジ要約したメモが「商人の道」です。
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それでは下記「商人の道」、どうぞ!本年もよろしくお願いいたします。
道を知らない商人は、ただ貪(むさぼ)ろうとして家を滅ぼす。 商人の道を知れば、欲を離れ仁、つまり忠恕(思いやり)を心がけて努力するから、正しい道に向かい、成長することができる。逆に、名声(フォローワー数)とただ利益を求めたがる人は、 必ず仁を軽んじ正義を重んじない。
「善行を積めばその家に必ず報いがあり、不善の行いを積めばまた必ずその報いがある」。つまり、この世は因果応報なのだ。 論語に「禄を受けないのは礼にあわない」という言葉がある。
ものを売って利益をとるのは商人の道としては当たり前だ。 ただし、プロダクト、サービスの良し悪しははっきりしているのに、 表面的なマーケティング手法で言いくるめようとするのは良くない商人。 ありのままにいうのが良い商人。では、ありのままとはなんなのか?
資料に書いてあることを無表情で棒読みすればいいのか?否。ありのまま言うためには、その心を知らなければならない。人にも、プロダクトにも、モノゴトにはすべて心が宿っているのだから。
その心を感じてもらえれば、人の心も動くはずだ。だから、この世の真理、善心を感じる学びが大切なのだ。ただ残念ながら、徒然草に「他人から伝え聞いて学び知ったことはほんとうに知ることはできない」という一説がある。だからこのコラムを今見たとしても、一瞬わかったような気になるだけかもしれない。
例えるなら、痛み止めのロキソニンを飲んで 一時的に健康状態になった錯覚にすぎない。本当に心から理解したということではないはずだ。 自分に他人の誠実、不誠実がわかるように、自分の誠実、不誠実も他人にはわかるということを棚に上げている人がこの世には溢れている。 他人は自分の内心まで見抜くものなのに。
この道理を心えておけば、言葉を飾らずありのままを言うので正直者だと人に思われ、なんでも任せてもらえるから他人の2倍、3倍、売ることができる。
商人は正直に思われ、警戒心を持たれないときに成功する。
2022年のインビジョンテーマは「忠恕」。はじめましての人へはもちろん、それ以上に、あたりまえに近い人、家族、スッタフ、パートナー、友人、お客さんへの「忠恕」、 大切に生きていきます。ありのままの自分、自然体で何よりも大切なもの、本質的なコミュニティをつくって生きます。
#忠恕
#ご機嫌な人生を
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