社長本部の日下です。
普段はバックオフィスとしてインビジョンの土台づくりを行っていますが、総務業務の一つに社内イベントの運営があります。
今回、「納会」の準備委員を担当しました。
納会って飲み会でしょ?…って思ったら大間違い。
確かに、食べたり飲んだりしますが、納会に限らず、社内イベントって、社員のやる気を鼓舞するためにどれだけ重要であるか!
だから、その準備をする場合、目的を見失うと失敗するよ!ってことをお話させてください。
インビジョンの納会は3ヶ月単位のクォーターごとに行います。業績の報告をしたり、表彰をしたり、この期間の想い出を振り返ったり、食べたり飲んだりわいわいしたり…という。
みんなの仕事への熱い想いがこんな結果を生んだよ!
カタチになったよ!
みんなで分かち合おうよ!みたいな会。
これまではその納会を「想いをカタチに会」と呼んでいました。
誠吾さん:「想いをカタチに会、縁日にしたいんだよね~」
一同:「???」
「え、えんにち???」
「どゆこと???」
インビジョン、2020年夏にリブランディング(注1)を行いました。
その世界観を表現したものがこちら。
…縁日、これです。
私たちは、企業や地域、個人から滲みでる自然体の魅力ことを「おダシ」と呼んでいるのですが
そのおダシをだすためには火種が必要で
その火種をあおいで炎にして、いいおダシをだす役割がインビジョンだと思っています。
このイラストでは火種を盛り上げるインビジョンがお神輿。
それをみんなで担ぎ、お囃子やかけ声で盛り上げ、
その笑顔が人を呼び、楽しさが拡がる…
まるでお祭りのように、目指すべきインビジョンの姿が縁日として表現されています。
今回の納会はこのリブランディングを行った節目。
社員はもちろんですが、関わってくださったいろいろな皆様をお招きして
新しいインビジョンとしてみんなの心を一つにしよう!という
決起会というかインナーブランディング(注2)の目的も兼ねている…
なので、このイラストがそのまま実写化されたような納会を!とのことでした。
※注1:リブランディング:ブランディングとは、企業のイメージを周囲へ認知させ、市場における自社のポジションを明確化すること。リブランディングは「Reブランディング」なので、ブランディングの再構築のこと。
※注2:インナーブランディング:社員に企業の理念やビジョンを浸透させること、またその活動のこと。
ここでは、リブランディングした内容を社内に熟知してもらう…というような意味合い。
ということで、タイトルは「想いをカタチに会」改め「おダシまつり」に決定!
縁日、おまつり…う~ん、ノスタルジー。
田舎の中学生だった私には、おまつりはバレンタインに次ぐ告白チャンスの機会
甘酸っぱい想い出がいっぱいです…
では、どのようにつくっていくのか。
表現すべき縁日のイメージとして誠吾さんがこんなことを言っていました。
「縁日ってやぐらの上で誰か話していても、たいてい、みんな聞いていないよねww
このおダシまつりも、ゆるーくみんなが気軽に楽しむ感じで」
この言葉を踏まえ、今回の裏テーマは「ゆるーい感じ」。
で、これ、あとで述べますが、
結論、今回のおダシまつりは失敗してしまいました。(大切な節目なのに…本当に申し訳ありません)
振り返ってみると、この準備の段階で、準備委員に思い違いが起こっていたんですね。
本来であればビジョン(ここではリブランディングを盛り上げること)へ向かって計画的な行動がなされるべきところ、裏テーマの「ゆるーい感じ」にとらわれすぎて運営や進行までがゆるくなってしまっていた。
イメージはイメージ、ゆるーいのはあくまでここだけ。
そのイメージをつくりあげる土台はきっちりあるべき。
こんなに長いこと人間をやっていて、その半分くらいは社会人なのに
今更そんなことでやらかすなんて本当に恥ずかしい…。
反省はあれこれたくさんあって、それをどう理解するか!だけでだいぶ長文なコラムが書けそうです…。
さておき、縁日的雰囲気の納会としてどんなことができるか考えてみました。
①遊戯屋台で楽しもう
通常の納会は、業績報告や表彰のあと立食で歓談なのですが、
せっかく縁日風にするのであれば、歓談の時間にみんなで遊びたい!ということでこんなことを企画しました。
射的の台とコルクガンはAmazonで買いましたが、あとは基本的に手作り!
準備が子どもの頃のお楽しみ会みたいで楽しかったです。
②お食事も縁日っぽく
縁日といえば、「焼きそば」「たこ焼き」(個人的な好み…です)
インビジョンの納会といえば「消防鍋(元消防士特製!)」が基本。
でもこのご時世ということもあり、念の為、調理や取り分けは控えて個食で手配できるもの、ということでこの2種類に決定。
近所のスーパーのお惣菜コーナーに発注しました。
本当は、わたあめもやりたかったのですが、調理に属するとみなして今回はなし。残念。
でも、遊戯の景品として駄菓子セットを用意しました!
③ディスプレイもそれっぽく
紅白幕とか提灯とかあったほうがいいよね~なんて話し合っている時に素敵な情報が!
なんと、新しいロゴの入った「法被」「提灯」「のれん」「扇子」は発注済みとのこと。
今後のリブランディングに必要なツールとして手配されていたようです。
しかも、納品は「おダシまつり」に間に合うらしい!
誠吾さんも「使っていいよ~」と言ってくれたので、使わせていただくことにしました!
嬉しい!
雰囲気は縁日だけど、いつもどおりの「業績発表」「表彰」は盛り込まれました。
今回特別だったのは、このリブランディングにご尽力いただいた関係者の皆様にも表彰状をお渡ししたこと。
表彰状を受け取ると一言ずつコメントしてくださるのですが
嬉しかったのは、皆様が一様に「おダシ」を深く理解してくださっていて
そして、インビジョンの「おダシ」をリブランディングすることを楽しんでくださっていたことです。
コメントを聞いているうちに、なんだか私の胸も熱くなっていました。
縁日的「おダシまつり」の様子はこんな感じ。
射的
数字の的の裏には「あきらの筋トレ(元レスリングアジア2位!)」「日下のスキンケア(元皮膚と化粧品の専門家)」など
社員の得意分野を講座してもらえる、みたいな特典が書かれています。
でも、特典は実行されませんでしたね…(汗)
ストラックアウト
これが手作りって、すごくないですか?
枠はオフィスのパーテーションです。
ちょうどいいのでこれを利用して背面に数字を貼り、子供用のビニールボールで狙う!と。でも、酔っ払っちゃうとボールが向かう先は「ヒト」に…(良い子は真似しちゃダメだよww)
輪投げ
ペットボトルをピンにしてチュッパチャップス刺しました!
でも、飴を舐め始めると、食事が止まっちゃうんですよね…。
ボーリング
コーヒーなどのスチール缶を2本くっつけてピンにしました。
意外なことに、射的に次いでの大人気。
みんな、何かを撃ち抜くとか、何かを倒すとか…ストレスたまってないかしら…笑
表彰
オンライン参加の方への表彰はこんな感じで行います。みなさんおめでとう!
表象に関してはこちらのコラムも見てみてください^^→おダシ屋流!表彰状〜13期2Q〜
ロゴ入りのグッズ
まるで旅館ww
でも、こういうのって一気に気分がアガりますよね!みんな法被着たがるし…。
以降、オンラインの商談時、みんなの正装となっております。
お互いに腹を割る「おダシ採用」をやってるインビジョン。失敗も含めて、100%赤裸々にアウトプットします。
ああインビジョンのメンバーも、うまくいかないことはあるけど、成長痛を感じながらアップデートしてるんだな〜って思ってもらえたらいいなと思います。
さて、先に「今回は失敗だった」と述べました。具体的にどんなことかというと…
・そもそも、この「おダシまつり」の意義理解
とにかくこれに尽きる…んです。
準備委員会がしっかりとキャッチアップできていれば、全社へのアナウンスも変わった。
単に「想いをカタチに会が縁日風に変わるよ」とぐらいしか発信できていなかったので、この会がリブランディングの節目であるとか、みんなでそれを共有して盛り上げようとかそんな意識づけにつなげることができなかった…。
だから、以下に続く反省もそれが元になっています。
・欠席が多かった
実は、当初の予定では、この「おダシまつり」では業績報告や表彰を行わないことにしていたため、全社へもそのようにアナウンスしていました。
そのため、例えば顧客対応などの業務を優先した欠席が多く、せっかくの節目に、総員決起としては締まりが良くなかったです。
⇩
予定の変更アナウンスはしっかり行うべきだということ、またコンテンツに関わらず、全社イベントには意味があるということを改めて意識してもらうことを痛感。
・オンライン参加者へのフォローが薄い
福岡や兵庫など遠方からはオンラインで参加してもらっていますが画面の向こうにいる人って、ライブ動画を「見る」しかやることないですよね。
こちらで歓談している時間、オンライン参加者は何をするか…?みたいな、相手目線が不足していたので、正直、つまらなかったんじゃないかな。
⇩
会の構成を見直す必要があるなと。今後はオンライン参加が増えると思うので、オンライン優先で企画してもいいかもしれません。
とにかく、認識不足、準備不足でした。
都度、要所に確認をしておけばこうはならなかったかもしれないです。
これってビジネス全般に言えますよね。大反省。
でも、反省をそのままにはしません。今回、いろんなことが見えてきました。
見えたからこそ、次はよりいいものがつくれると思っています。
そして、やっぱりコミュニケーションって大事!
分からなければ相手に確認すればいいし、自分一人でムリだと思ったら、早めに誰かを頼ること。そのためのチームですよね!
インビジョンは十人十色。
いろんなバックグラウンドをもつ仲間のごった煮。
かなり濃厚なおダシがでています。
ちなみに、今回の会は「密」にならないよう、オフィス全体を使って、近隣に迷惑にならない程度に窓を開放して行いました。
もちろん、消毒やマスク着用も徹底しています。
でも、次回はオンライン開催かな。
コロナだろうが何だろうが、それを乗り越えながら、じぶん達らしい「おダシ」表現ができるよう努めます!
次回のおダシまつりは絶対にパワーアップしてるはず!次回のコラムもお楽しみに〜^^
リブランディング「おダシ十箇条 其の六:失敗は成功の合わせダシ」
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